「何で割った?」
出来るだけ優しい口調で聞いてみたけど、亜美の体は俺の言葉にビクついている。
「自分を見たくなくて」
「なんで?」
「醜いから」
亜美の返答にどうしようもない切なさがこみ上げてきた。
俺は頭を抱えるようにして蹲り、亜美の名前を呼んだ。
「私、やっぱり眠れなくて、食べれなくて……体がどんどん骸骨みたくなって……全部あいつらのせいで……私汚い」
「何で今まで黙ってたんだ」
俺は猛だけじゃなく、亜美さえも助けられなかったのかよ。
苛立ちが声に出てしまう。
「だって、伸也さんに迷惑かけれないし、伸也さんいつもいないし……」
「俺はお前を守るって言っただろ。信じられないか?」
信じられないよな。
お前がこうなるまでほっといたんだ。
信じられない。
そう言われても仕方ない。


