バース(アイシテルside伸也)


ビクッと体を振るわせる亜美。



そんな亜美を尻目に俺は猛に何度も問いかける。



「また手出したのか?いつからだ?」



「猛?!答えろ!!」



猛。



答えてくれ。



何があった?



猛。



頼む。



俺は殴りつけている拳の感覚はなくなり、あの日の猛の顔が脳裏に焼きついている。



“伸也さん、助けてくれ”



そう泣きついてきた猛の顔が。



俺は約束したのにな。



助けてやるって約束したのに……