「組でのこと調べられるか?」 高級ホテルの最上階で俺とレイカが会うことはあの頃から変わらない。 「調べようと思えばね」 「頼む」 「シンのお願いは断れないのわかって言ってるでしょ?嫌な男」 細い足を組みながら煙草に火をつけるレイカの姿は誰が見ても綺麗だと思う。 「じゃあ頼むよ」 俺は久しぶりにマンションに帰れる時間ができたため、足早にホテルを出ようとした。 「今日は何もしないの?」 レイカは挑発するように俺を見つめる。 「もうレイカからは卒業したよ」 「そう。残念」