勢い良く溜まり場のドアを開けると「伸也さーん」とカズの甘えた声が耳に入る。 「おう、カズいい子にしてたか?」 乱れる呼吸を整えながら、部屋の中を見渡した。 「してましたよ~新しい仲間も出来たし!!」 ……いた。 亜美はカズとは少し離れた所に座っている。 「そいつ借りてもいいか?」 「いいけど……カズ一人になるぅ~」 「こたぁが10分くらいで帰ってくるから」 「なら、いいですよぉ~」