この生意気で泣き虫な小さな少年が猛だった。 俺は猛との出会いが一番印象的だったかもしれない。 こんな小さな体で一体何を抱えているんだというくらい、猛は強かった。 そして…… 砕け散ってしまいそうなほど弱かった。