忘れたい。~But it is unforgettable.~





やっぱりうちの親友やな、梨央は!


数分、梨央の胸の中で泣いた。


「ぐすっ…要なんてっ…大っ嫌いや…」


泣きながら、要の愚痴をずっとこぼし続けた。


「でも、好きなんだよね?」


梨央がこんなこと問いかけてくるから、余計に涙がでた。


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「ありがと、梨央。うちはもう大丈夫やから!要なんて忘れて、また彼氏作るよ!」


泣きはらした後、うちは決心した。


もう、要は忘れる。


ずっと引きずっていたって意味ないんやから。


新しい彼氏作って、その彼氏と高校生活をenjoyするんや!


「凛…」


そやそや!


もう、要なんて考えへんで!


うちは、もう前とは違うんや!


「…凛!あたし応援するよ!」


「ほんま!?」


「うん!あたし、男友達多いから紹介するよ!新しい男で全てを満たすんだよ!」


ほんまに梨央には感謝しきれんわ。