日曜日――





 朱鳥くんと電車に乗っている。





 いつも乗る電車を乗り継いで

 更に先へ。





「……」





 ボックスシートに向かい合い

 無言で窓の外を見つめる。





 あたしは

 車窓からのぞむ

 見知らぬ街の風景を見つめて



 だんだん緊張していく

 自分を感じていた。





「……」





 あたしは

 この電車に乗ることを選んだ。









 最後のミッションを

 コンプリートするために…――