「やまざき.....そらさん?」

頭のてっぺんの毛が薄い男性は首を傾げた。たぶん、50は超えてるな、うん。


「はいっ!今日から転入だったと思うんですけど....」


聖桜凜学園。女子校。
2ヶ月前に転入手続きを済ませ、私は今日からここの生徒になる。


はずなんだけど......

「んー、ちょっとわからないなー。
確認したんだけどね、そんな情報きてないなー」


.......ということなのです。

「という事は、私は転入できないって事ですか?」


「まぁそうなりますね」


笑顔で答える少し禿げた男性。

.......その笑顔ぶん殴ってやろうか?おい?どういうことだよ!

私の新しいJK生活はどうなるんだよっ

「......ぁっ......有難うございましたー」


苦笑い。完璧な苦笑い


もー、どうなるんだよ。
私のJK生活は!!