気になるあの子はまひろちゃん。




「……ごめん、まひろちゃんのこと困らせて…」

「こ、困ってなんかないよ!
 どうして涼くんが謝るの?
 あたし、涼くんのこと好きだよ!」



ぽつりとこぼした謝罪に返された、俺の欲しかった言葉。


それに思わず顔をあげると。



「だって、友達でしょ?
 そんなふうに突き放さないでよ……、また、勉強教えてくれるって約束したじゃない…」



”友達でしょ”


ああ。そうか。
やっぱり、俺はその位置なんだ。

わかってた。わかってたけど。




「……ごめん、やっぱり約束取り消させて。
 勉強は、日下部さんに教えてもらえばいいよ」



え?とまひろちゃんが眉間にしわを寄せる。



なんで、そんな顔すんの。