「あの、さ。 これよかったら、もらってくれない?」 気の利いた文句は考えつかず、情けない言い方になりながら、そっとミルクティーを差し出した。 するとまひろちゃんは、丸っこい目を更にまん丸にしてわー!と歓喜の声をあげた。 「え!なにこれいいの⁈ もらっちゃっていいの⁈ あたしさっき買いに行ったんだけど売り切れちゃってて‼ すごい嬉しいありがとっ……」 めちゃくちゃ興奮した様子で一気にまくしたてたまひろちゃん。 ミルクティーを受け取ろうと手を伸ばして来た が。