指先の記憶

桜の花が散り、緑生い茂る夏…風鈴の音が涼しげに鳴りひび…
 仁「あっぢぃぃ!! なー華菜どっか行こうよぅ」
華菜「すぐじゃん早く終わらせたいの♪」
遅れました!オレ如月 仁です そしてコイツがオレの女の柳 華菜で現在デッサン中
モデルがオレ担当なんだが… 暑すぎて死にそーな現状。
 仁「いつ終わりそう? 3秒後?」
華菜「3秒てw 後5分後ですーー♪ イケメンっぷりを出すのが難しいの…」
 仁「頑張って描きたまえ! この肉体美を♪」
華菜「ごめん…顔だけだからw」
こうして蒸し暑い現状を凌いでるわけです!

ー10分後ー

華菜「できたー! どやっw」
 仁「どやって…5分オーバーですぅ 今日は華菜の奢りなb」
華菜「んじゃ一番安いやつでいいよね♪ね!」
 仁「おまっw オレが奢る時は高い奴選ぶくせにw」
華菜「悪いが聞こえないなっ♪」
 仁「ま…いいか!行くか♪」
近くのスタバでフラペチーノを買って
交差点を挟んで向かいの公園のテラスで二人で飲むのが一番の好きな時間
 仁「オレ先にテラスに座って待っとくな~」
華菜「了解♪ んじゃえっと…キャラメルフラペのソース多い目だよね!」
 仁「よろしくv」
 仁「(さすがオレの彼女だけあって気が利くなw 可愛いし♪)」
そう考えながらテラスの席を取りに行く…。

ただこの時はまだ知らなかった。 この後あんな事がおこるだなんて…。