チサが絶対なんて言うから、やっぱり俺は上の空だったみたいだ。






『ねぇ、悠疲れてるんじゃない?』








「そう……かな……?」










俺はまた生返事。







『別に今日じゃなくても会えるじゃない。


ちょっと休んだら?



それか今日、私の家泊まってく?


こっから近いし。』





なんだかチサが少しだけ明るく言った。







『でも、あんまり会える訳じゃないし、


今日うちに泊まっていかない?



ほら、悠大学忙しいじゃん?



今日なら時間、とれるでしょ?』