私は夜道を一人泣きながら帰る。







ーーープルル、プルル







携帯がなった。急いででる。






「もしもし。」








『ーーもしもしかな?翔だけど。


明日提出の数学の宿題なんだけどさ………かな……?』








翔が受話器を挟んで何かを感じたみたい。







「何でもないよっ!!」








私は明るく答える。







『ーー俺の前では嘘が下手なかなでいろよ。』