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「オムライスもうできるから。」





俺は台所越しにチサに言った。





『ん。わかった。ありがとう。』





チサはゆるニットの袖を少し捲ってダイニングテーブルについた。






今日も可愛いなぁ。チサは。





俺はなんだか優しい気持ちになって出来上がったオムライスをテーブルにおいた。





『ごめんね。いつも悠に作らせて。でも、悠のオムライス美味しくって!』







いただきます、と手を合わせたチサはアツアツのオムライスを頬張った。







『ん~~!!おいし~~!!』







本当にうまそうに食うから、俺まで笑顔になる。







なぁ、チサ。チサは俺の自慢の彼女だよ。