ふぅっ…   



いつも、あなたは私に息を吹きかけたよね。



頬をふくらませながら。





その顔は、不機嫌の合図でした。




そして




私はその顔に   惚れました。




あなたも私がスキだと言った。








“お前の、そのりんごみたいな顔スキ。”












それはもう   昔の話。