それから、楓のいる病室へ向かった。
楓は、スヤスヤと眠っている。
俺は、楓の手を握りながら言った。
「俺が、一生守るから………………………」
涙が一粒楓の手のひらにこぼれ落ちた。
すると、その時ーーー…。
「………ん………そう………た?」
「楓?大丈夫か?」
「颯太なの?お母さんも………」
「心配したのよ?楓。」
「私、どうしてーーーー…。あ!!それより、赤ちゃんは?大丈夫だよね?私の赤ちゃんは?」
楓はかなり興奮していた。
俺はゆっくり説明した。
「楓。よく聞いてくれ。お前のお腹の中に赤ちゃんはもう………いないんだ………」

