それから、颯太の子ではない事と、別れた事を話した。
「………本当に、本当に颯太君の子じゃないのね?」
「ごめんなさい。颯太の子ではないの。」
「あなたは、どうしたいの?」
「産みたい。」
私は始めから産むつもりだった。誰の子とはいえ、私のところへきてくれた命。大切なこの命。大事にしたい
「楓。分かってると思うけどね。産むのは簡単なことじゃないのよ?それに、父親もいない。それでも、この子を産むのね?」
「うん。産みたい」
「そう………」
やっぱり、反対なのかな?とドキドキしていると、
「あなたがそんなに言うなら、産みなさい。私は何も言わないわ。」
嘘。産んでも、いいの………?
「ありがとう。お母さん。ありがとう………」
私は感謝し続けた。
ありがとう。お母さん、私はお母さんの子供でとても幸せです。この子は一生大切にします。
私は、そう強く思った。

