「颯太は、私を見つけてくれた。嬉しいよ?」




「楓………ありがとな。そうだ!!何かされたか?」



「意識失ってて分からないの………でも、多分大丈夫!!ぴんぴんしてるし!!」


「本当か?本当に大丈夫なんだな?」




「うん!!大丈夫だよ」



そう言うと、颯太は安堵の表情になった。


うん。この時から、不幸が始まっていたんだね。軽く考えすぎてたよ。なんでいつも私なのかな?