「梨花ちゃーん?今からお茶しない?」


「行きま〜す!」

しばらく待っていると


美沙さんが出てきた。


「じゃぁ行こっか?」



そう言って着いたのは


オシャレなカフェ。


美沙さんらしいと思った。



「あたし…………言ってないことが

あるんです……………。」



「なぁに?」


あたしは、言うことにした。

少しは気持ちが軽くなると思ったから。



…………でもそれは逆効果だった。



「………………ごめんね、梨花ちゃん。

私は梨花ちゃんの恋は

応援できる自信がない。」



……………どうして…………

美沙さんは応援してくれると思ってた。



「私もね、坂田先生の事が好きなの。


でも、これからも梨花ちゃんと仲良く

したいと思ってるから!」


「はい、美沙さんも

頑張って下さいね。」


あたしは最低だ。美沙さんを

応援することなんてできないのに。

綺麗事ばっかり並べて………。



でも、美沙さんとは

良いライバルでいたいな…


でも、美沙さんに負けて

ばかりではいけない。

わたしも頑張らないと。