私の描いた理想郷

「死にたい」なんて簡単に言える。もう・・・消えたい。
私はリビングでスケッチブックを開いた。そして私の世界に浸った。
とても綺麗な町並み、美しい自然、個性的で不思議な力を持つ住人・・・。どれもが私の理想。
もし"死"以外を選ぶなら・・・。
「私の理想郷に行きたい・・・。」
そう呟いた。その直後だった。