私の描いた理想郷

まるで人の醜さ、汚さがつくりあげたような人だったから。
いつの間にか誰も居ない夕焼けが包む教室。私はスケッチブックを抱かえて教室を出た。
このスケッチブックには私の世界が詰まっている。私の唯一の居場所。
小学校の頃からずっと夢見た世界。
この時、私はこれから来る突飛な日々が私の人生を変えるなんて考えてもいなかった………。