キミが好きだから

体育祭が迫り、燃えるような夕日が美しく輝く9月のある放課後。



あたしは、心璃と、そして心璃の彼氏の大地と、駐車場にいた。



…なぜあたしがこのような気まずい状況にいるのか…それは心璃が原因だった。



【30分前】
「ねぇおとちゃんお願い‼︎まだ付き合ったばっかで何話していーかわかんないの‼︎一緒に来て〜泣」


「ぅえぇぇ⁈なんであたし⁈絶対場違いだって‼︎」



「そんな事ないっ‼︎クラスだって同じなんだから、全然大丈夫だよ‼︎



「でもぉ〜…、心璃から誘ったんでしょぉ〜⁇(どうしよどうしよ‼︎泣)」



「それはそうだけど…。でもおとちゃんしかいないんだってば〜泣」





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そして…、結局あたしは心璃を選んでしまった。



”何話していーかわかんない”


全く言葉通りだ。お互いひとっこともしゃべらないし…



たまにあたしが話題を振っても、どちらともなく話が途切れる。





来なきゃよかったああああぁ‼︎泣



心っ底思った。



やっぱりあたしが来てどーこーなる問題じゃなかったよ‼︎



あーもーどうしよー…



「あれ?音葉?なにしてんの?」



え?