キミが好きだから

5月の中旬

あたしが柑奈と階段の掃除をしていると、陸がガヤガヤと降りてきた。



陸のガヤガヤグループの中に柑奈の幼なじみがいるらしく、その場で立ち話が始まる。



「柑奈ぁ、次の時間数学だから、教科書貸せ。」



…なんて上から目線な幼なじみなんだ。


幼なじみって、漫画の中ではカレカノになるパターンが多いけど、現実はこういうもんだよね。



あたしがそう思いつつホコリを階下に落としていると、




「あっ!音葉!おまえまた学年トップだったんだろ!」



ふいに陸に話しかけられた。


「え?」
なんでその情報が陸の元に!


「うーん、どうだろうね?ニコッ」
反応に困るよー泣



「そうやってとぼけてさー笑」


あ、笑ってくれた。



「掃除終わりにすっぞー」
上からおっさん先生の声が降ってきて、立ち話は終了。


でも、こんなに陸と話したのいつぶりかな?


また、こうやって巡り会える日がきますよぅに!