「お前らさー、そこで何やってんの?」
そう話しかけてきたのは、翔君たちのグループの透也君だった。
うっ…、まずい…。



「あ、あたしたちー?次の委員会の企画を考えてるだけだけどー?透也君達こそどうしたの?」
ふぅ…、なんとか言い切った…。


「ん?別に…。音葉が心璃といないとか珍しいなと思って…。」
へ?そんな事?


「な、翔。」
なぜか透也君は翔君に話題をふった。
「うん、だって心璃ってさー…」


そう前置きして、翔君は話しだした。


正直、聞かなければよかったと思った…。