まるで新婚さんごっこでもしているかのようだった。 カレーが出来上がり、向かい側には雅弘がいる。 『美味しいよ』といいなが私の作ったものを食べてくれた。 普通の恋人同士のような空気だった。 【幸せだなぁ…】 こんな感覚は久しぶりのような気がした。