私は、崩れて行きそうだった。 雅弘の事は好き。 かけがえのない存在。 でも、雅弘の重すぎる愛情が苦しい… どうにかなりそうだった。 いろいろな感情がせめぎ合って私の中の何かが崩れていきそうだった。 訳のわからない涙が出る。 上手く笑えない。 一番ショックだったのは、卒業アルバムの写真を見た時。 虚ろな目、下がった口角。自分では、笑顔で写っていたつもりだったのに全然笑えてなかった…。 自分が自分じゃない。 心も体もめちゃくちゃだった…