『美穂ちゃん、私ね、お父さんとお母さんを泣かせてしまったよ…。私の前で小さくなって泣いてたよ…。』 人一倍、気を使う子で親を大事にしてた妹。真希。 自分の不登校によって、学校に何度も足を運ばせ、何も食べようとしない自分に好物なものを買ってきてくれる両親。 真希にとっては、『自分のせいで…こんな自分に…』という思いで胸が張り裂けそうだったのでしょう。 また、こんな真希を見た事のなかった両親は驚いて戸惑い、心から心配し、助けてあげたかったのでしょう。