テストが終わって。

私は平均76点!!
良いスタートがきれたかなっ

永遠はどうだったんだろ。
欠点とってないかな...

「美音!!!」

「わっ!星奈。どうしたの?」

「最近ずーっと上の空だから。
なんかあった?」

なんだか恥ずかしいけど
相談してみようかな...

私は小声で言った。

「あのね、私...永遠のこと好きかもしれない」

「かもしれないって...
自分で気づいてないの?!」

「え...?」

「私は前から気づいてたよ?
だって美音、生田くんのこと話すとき、
顔赤くなってるし、なんかニヤニヤして。
生田くんのこと好きなんだろうなーって」

「うそ...」

「ほんと。それで何悩んでるの?」

「...私は好きだけど片思いで、
向こうは私のことなんてただの幼馴染としか
思ってないだろうなーとか考えちゃって。」


「...気づいてるけど気づいてないのね...
ーーーーーーーーーーーーー。」


ボソボソと言った星奈の言葉は、
私には聞き取れなくて。
なんて?と言おうとしたけど、
続けた星奈の言葉を聞いて
そんなのどうでもよくなった。

それは...

「私もね、好きな人ができた。」

!!!!!

「えっ、だれだれ?!」

「...相原くん。」

うそっ!!!

「最近、ちょっとある事を
相原くんと2人でLINEしてて...
すごい優しくて、おもしろくて、楽しくて。
気づいたら好きになってたの。」

「...そっかー!そっかそっかそっかー!」


なんか、星奈...かわいいっ
友達と恋バナするのって楽しいな。


「何よ美音。ニヤニヤしてっ」

「別に何もないよ!
私、いっぱい相談しちゃうかもだけど、
星奈もなんかあったら相談してねっ」

「うんっ」