「松阪……牛……?」 「うん、25000円」 どうやら、やっぱりブランドには興味があるらしい。今朝、駅に向かう途中、ブランド米について熱く語っていたから、こういう話には弱いんじゃないかな、とは思ってた。 「極上霜降り。柔らかな食感は滅多に味わえるもんじゃないね」 「し、霜降り……」 「ん、極上の霜降りは脂の部分が最高なんだよね。すっげー甘いの」 ぐらついてるね、ぐらついてるね…… 「…………入りなよ」 よっしゃー。鉄壁、一部壊れたり。