「あ、えっと…。昨日はありがとうございました。それだけなので…。」

そう言うと、私はその場から走って逃げた。
怒らせちゃったかな?
あんな冷たいなんて思ってもなかった。
何故だか私は少しショックを受けてしまった。

星哉くんは困ってる人をほっとけなかっただけ。
別に私だから助けてくれた訳ぢゃない。
そう自分に言い聞かせた。