傍に合ったリモコンで部屋の明かりを暗くした。 『暗いね。』 「そうだね、暗い。」 『こんなに暗いところで、人は生きてはいけないね、』 「でも実際、暗い中でも人は生きていくんだ」 『そっか、そうなのか。』 「大丈夫、そのうち目が慣れていく。暗い中で生きていくことにも慣れるよ。」 『そっか、そうだよね、』 凌があたしに手探りでキスをした。 あたしも凌に手探りでキスをした。