lastらぶ

今度こそこけるわ…

ここ、がたがたで固いコンクリートだから制服が破れるかも…


そう覚悟しながら倒れかけたとき、

誰かが私の体を支えた。

そのおかげで、転ばずにすんだ。


その瞬間体がフワッと浮いた。

『わっっ』


顔をあげると、流麻先輩だった。

『わっ!すいません!おはようございます!!』

「敬語じゃなくていいから!うちらカレカノなんだし。」

『あっそうでしたね…』

「敬語使ってるから!」

『あっ…すいません…」

「おいっっ」

『あはははは…』


そういいながら、2人は笑い合った。




なんか二人だけの世界って気がして

すごく楽しかった。


少しずつ少しずつ…

流麻先輩を好きになれる気がするよ…







流麻先輩は自転車通学。

自転車の後ろに乗せてくれた。


すっごい速い…

あははははーたのしっ


そのおかげで、学校にも遅れずにすんだ。



流麻先輩ありがとうございます!