夕方、綾香の友達がお見舞いに来ました。
母「由香ちゃん、いつもありがとうね。」
由香は、綾香のたった一人の友達。
由香「大丈夫ですよ、綾香ちゃんは、元気ですか?」
母「まだ、寝てるけど、もうすぐ目が覚めると思うは。
由香「綾香ちゃん、可哀想ですね、小学校3年の時からずっと、この病院のベッドで寝ていて。」
母「そうね、もう7年になるね。」
綾香「あ、由香ちゃん来てたの。」
由香「綾香、おはよう。」「気分はどぉ」
綾香「気分は、最高よ!」
綾香「ねぇ由香、由香は恋人いるのう?」
由香「まだ、いないけど。」
由香「綾香、突然どおしたのよ?」
綾香「ううん、恋をするってどんな感じかなぁて。」
綾香「今ね、ちょっと気になる男の子がいるの。」
母「・・・」
由香「・・・」
由香は、綾香のおかあさんの、顔をみた。
母~(おかしいはね、綾香はずっとベッドで寝ているはず、そんな出合いなんて、あるはずがない)
母「綾香ちゃん、夢でも見たんじゃないの?」
綾香は、すごく嬉しそうな顔をしている。