光一は一晩考えた。

光一「綾香ちゃんは、僕を選んでくれたじゃないか。」
「僕だって、綾香ちゃんの事が大好きじゃないか。
「綾香ちゃんのために、想いでをたくさん作ってあげよう!」

そう思いながら僕は、病院の前に立ち止まり、綾香ちゃんの寝ている二階の窓を見た、でも綾香ちゃんの姿は見えない。

次の日も、そして次の日も、綾香ちゃんの姿は見えない。

光一「綾香ちゃんどうしたんだろう。」
「僕が病室に行ったから、怒ってしまったかなぁ。」

学校へ行っても勉強に、ならない。
学校の帰り道、後ろから僕を呼ぶ声が。

「光一君。」

僕は、後ろを振り返った。

綾香「光一君。」

光一「綾香ちゃん。」

綾香「光一君ごめんね。」

光一「僕こそ、ごめん。」

綾香「光一君、また私に想いでをください。」

光一「もちろん、僕こそ喜んで、綾香ちゃんのために一緒に、想いでを作ろう。」