あれから2ヶ月がたち、綾香の病もおもわしくない。
でも綾香の心は、光一に会いたくて会いたくて、毎日でも会いたい気持ちでいっぱい。

街はクリスマス一色、木々には輝くイルミネーション、それを見るために恋人たちは街に出る。

光一「もうすぐクリスマスだね。」

綾香「うん。」

綾香「綾香ね、小さい時サンタクロースが、いるってずっと思っていたんだ。」
「それでね、サンタさんに手紙を書いたことがあるんだ。」

光一「何て書いたの?」

綾香「私ね、サンタさんにね。」
「サンタさんお願いがあります、私はプレゼントは、いりません。」
「幸せになりたいです。」
「お願いしますって書いたんだ。」
「子供なのに、変だね。」
綾香「サンタさんから、返事が来たんだよ!」
光一「何て書いてあったの。」
サンタ「君はいい娘だね、私を信じてくれて、ありがとう。」
サンタ「君はきっと、幸せになれるよ、私が約束しよう。」
綾香「でもそれから倒れて、ずっと病院に。」
綾香「その時、サンタさんの嘘つき!そう思ったの。」