“……ユウナ”
「え… 竜さん?!」
探していたその声に、慌ててその腕から逃れた。
「おい!その先は…っ」
走り出した私を追いかける兵士。
私はかまわず、小枝に傷つけられながら先を進んだ。
“そなたは無茶をする”
私の目の前には、先ほどの竜。
蛇と同じ姿だけど、目の横にある羽のようなそれを見ると、蛇とは異なる物であるのが分かる。
「あなたを捜してたの」
見上げて微笑むと、竜は頭を下げてきた。
「おい…っ 危険だ!」
兵士の声に、ガルーダは頭を上げた。
“ほう…。
そなた、妾に剣を向けるか……?”
先ほどの兵士が剣を持ち私の前に立つ。
それを見て、面白そうに竜は笑った。
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