“ユウナ……そなたは姿を隠した方がいい”
「――あなたまで…!」
私と彼のやりとりに、竜までもが私をどこかに連れ出そうとした。
……でも。全てが見知らぬ事だらけの私には、全部教えて欲しい。
「私に隠し事しないで…!」
不安なの……
誰も知らない世界で、何を信じていいのか分からない今。
動物達と竜、そして、銀の王子しか、私には―――…
「ユウナ……」
不安で泣き出した私に、彼は掴んでいた腕を放した。
「なん、で…っ 私を追いやるの…!
ヒック……わ、私を一人にしないでよ…」
泣きじゃくる私に、彼は手を伸ばした。
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