* 竜の眠る国 *





「みんなが飲んでいたから大丈夫だと思ったの」

「みんな?」

「あ、ええ。私を案内してくれた動物達よ」


“……そなたは、皆の言葉を理解できるのか?”


「ええ。何となくだけど……分かるわ」



チチチ……チチ……



 私と竜の会話に入るように、青い鳥が私の肩に止まり、小さな鳴き声をあげた。



“……そうか…。その娘が……”



 竜は私に、ではなく、鳥に言ったように感じたので私は黙っていた。



“――ユウナ。
 この先何か困ったことがあったら、妾を訪ねなさい。

 しばらく私はこの森を見守ることにした”


「ここに止まるのですか……?」



 今まで黙って聞いていた彼が、驚いたように話に入ってきた。