私は刺されて―――… 走馬灯のように、城を出てからシオンを視界に入れるまでの出来事が脳裏に映し出された。 それは、まるでアルバムを見ているようで……… 「大丈夫よ……」 シオンの私を見る瞳が不安げで、安心させたくて笑った。 「……まだ熱がある。 休んだ方がいい」 言われて、彼の冷たい手が私の額を撫でた。 その心地よさに、返事の代わりに目を閉じる。 シオンがそばにいる……。 それだけで、こんなにも心が温かくなる。 そしてまた、深い眠りにつく――――… .