* 竜の眠る国 *








 彼女の痛いくらいの告白に、私まで胸が詰まる。


 巫女姫は、シオンが好きで好きで……

 ただ、間違えてしまっただけ。








 慌ただしく行き来する兵の足音を聞きながら、私はすでに体の感覚を失っていた。

 指先をほんの少し動かそうとするけど、思うように動いてくれない。





 わたし……死ぬ……の…………?




「―――ユウナ」



 声に、もう霞んで見えない瞳を薄く開いた。




「……シ……ン…」


「……ああ。ここにいる」




 ―――もう、声も聞こえない……