「――動くんじゃない」 声と同時に、誰かが私の体に触れた。 「大丈夫だ…。これなら命に別状はない」 ユリアン……? 私の腹部を見て一瞬顔を堅くした彼。でも次の瞬間には、いつもの無表情になった。 「……れ…なら、良か……た」 笑顔を作ったつもりだけど。 彼の堅い表情を見る限り、失敗したらしい。 もう、目を開けてるのも辛くて…… 「……戻り……医師……そう………いや……で……」 遠くで聞こえるユリアンの声。 もう眠っても……いい、…かな……… .