* 竜の眠る国 *






 走馬灯のように、頭に流れる映像。



 優しい眼差しで、私とカインを見つめるパパとママ。

 その隣には、背筋を伸ばし凛とした姿のお祖母様。


 私の前を駆けるのは、生まれる前から一緒のカイン。


 そしてカインの向かう先には、


 深い海の青―――

 シオン。







 私を、彼は探してくれてるかな。


 私を、忘れてしまうかな………。






 今は胸一杯の青に包まれたい。


 彼の腕の中で……安心したい……



『君は馬鹿だ』と、叱られたい。





 あなたの、

 声が聞きたい………