カツカツと足音を響かせ、松明だけの明かりの中歩いてると、さっきより一回り小さな扉が目の前に出てきた。 「これ…」 石でできた扉は、何かが彫られていて。 その“何か”を知りたくて、ゆっくり扉に近付いた。 その“何か”は、翼を広げた竜で。 ガルーダとも違う、全く別の竜の彫刻だった。 「これも竜なの…?」 扉をなぞるように触れると、竜は今にも飛び出てきそうなくらいに、細部まで細かく彫られていた。