* 竜の眠る国 *





 話を聞きながら、脳裏に映ったのは、ガルーダではなくて……



「シルバードラゴン……」



 何故か、銀色の鱗に青い瞳の竜が出てきた。



 ……会った事、ないはずよね……?




『シルバードラゴン?』


 私の呟きに、エルクは不思議そうに見た。


 私は慌てて気のせいだと伝える。



「前に夢で見た気がして……でも、気のせいよ。

 銀の鱗に青い瞳の竜の夢を、たまたま見ただけ……」



 この世界で見たわけじゃない。


 あれはやっぱり、夢だったんだ。






 私の話を聞いていたエルクは俯き、何やら考えているようで。


 夢の話を持ち出してしまったことを反省した、その時だった。



『それはもしかして……』