* 竜の眠る国 *






『ここが神殿だよ』





 言われて、納得。



 真っ白な建物は何かの蔓で覆われ、薄明かりが映すのは、さっきよりも大きな光の玉で。


 フワフワ漂うそれは、時折虹色に光り、辺りを明るく照らした。






『ここは、古より“神が降りし路”と言われている。
 地下は湖と繋がっているんだ。

 そこから、神が体を休める場所として、神殿を造らせた』




 ―――それって……



「神とは、聖獣のこと…?」


『ああ、ユウナは知ってるんだね。この湖の主を。

 この竜の国には、聖獣と呼ばれる竜が多数いて、そのうちの水の竜がこの国では神と呼ばれているんだ』