真っ直ぐな瞳で話す彼の言葉に、私はゆっくり頭の中で繰り返した。 “鍵”……? 「これは、神官でさえも閲覧できない、国王になった者のみ閲覧できる、“神の御告げ”という書物に書かれていた、預言だ。 君のことについて書かれていた」 言われて、胸元のアメジストに、無意識に手を当てていた。 「君は、鍵を持ってるか?」 彼の声が、だんだん小さくなっていく。 ……鍵。 それは、元の世界に落として今は持っていない―――… .