* 竜の眠る国 *





 あまりの勢いに、私は振り向き彼を見るけど―――


「……私はまだすることがある。君は先に帰れ」



 言って、巫女姫の元へ行ってしまった。


 私は兵に促されるまま扉に向かうけど、何故か不安になり、振り向いた。




 シオンが向かう先には、、巫女姫の姿。


 彼女は下を向き拳を力一杯握りしめ、その拳は震えていた。



 そんな彼女に近づき、目の前に立つシオン。


 何か言葉をかけてるけど、私には聞き取れなくて……


 私は兵に言われるまま、開いた扉から出た。

 そして、振り向き彼の姿を視界に入れる―――



 そんな私を無視して扉はゆっくり閉まり、彼も彼女も見えなくなった―――…