* 竜の眠る国 *








「すっごーい! 綺麗!」



「ふふっ 気に入ってもらえて良かったわ。

 先にこちらに入ってね」



 興奮気味の私を見てマーサはニコニコしながらこの場を去る。

 私は入ろうと夜着に手をかけて、ふと、気付いた。



 ……ここ、外から丸見えよね…?




「ほら、早く入ってちょうだい!」


 言われてそちらを見ると、マーサともう一人、ナタルと呼ばれてる黒髪をアップにした、私と年が近い雰囲気の女の子が、柱と柱の間のカーテンを広げていた。


 私がその様子を見ていると、

「あら、やだ。
 流石に何も隠さずに入れさせないわよ?」

 と笑った。