* 竜の眠る国 *





「私は何日倒れていたの…?」



 体が鉛のように重たく、時間の感覚も日付の感覚もない。

 この部屋から抜け出たのは、昨日の様にも、1ヶ月前にも感じられて。



 実際、どれだけの時が過ぎたのだろうか……




「2日間です。

 部屋を抜け出し庭の林で倒れていたあなたを王子が見つけ、この部屋に連れてきました」


 無表情だけど、何故か怒ってるように感じるのは、気のせいかな…。



「2日前……」


 シオンが私をここに運んでくれたんだ。

 じゃあ、あの記憶は本物ってこと…?




「勝手な行動は慎んで下さい。

 あの方が迷惑します」