「え、由香ちゃんと先生のやり取りを聞いてどう思ったか、ですか。」 先生は、まだ、じーっと私を見つめてくる。 私が目をサッと逸らすと、 「ダメ、向井さん。俺から目をそらさないで。」 と言って、私のほっぺに手を置いてきた。 え、え、今どういう状況? 玲先生は、私になにを言ってるんだろう。